麗しの県都

20110712
山形県山形市採集
山形市に近づくと、雨がざ〜〜っと降ってくる。
どうも、街に歓迎されてないのかなあと思って笑っていたりして
とりあえず雨宿りも含め旧県庁に。


さて、小降りになる。
今回の旅行はこれを見るために来たと、言っても過言ではない

梅月館
いつも御世話になっている、山口さんの親父さんの大建築家山口文象の設計の建物である
今回は山口さんご夫妻と同行の旅行なので、またますます感慨深い。
梅月堂参考解説

銘板にかかれてある文章にやっぱり自分の建築に対する精神の拙さをズバッと指摘されたようで、
”ああ、じぶんは、まだまだだなあ〜”と下を向いてしまう。
なんと言っても、この建物。昭和11年よりこの地にある。
そしてここは、山形市の中心の中心。
愛されて、残っている建物なのだ。
それが、このような意味あるモダン建築である事はその市民にとって素敵な事である。

なんとなく文象先生に怒られた気分になってその地を離れる

帰りの新幹線までちょっと時間がある
明治11年竣工の病院を見に行く

旧済生館病院。初代山形県令三島通庸の気概が現れてる造形。病院の合理的な形態とはほど遠いがそれが明治初期という時代の勢いだ！
藤森さんが明治から国宝を出すなら、開智学校とこの済生館だと言ってもらってるのがうれしい。

多角形のドーナツ型の平面に塔がある。
明治11年の建物が驚くべく事に昭和40年代まで病院の現役で使われていたというから驚きだ。
（山形県人は物持ちがいい（笑））