産業と結びついた、山の街道の風景。

20180501

東京都西多摩郡奥多摩町採集

連休、皆さんはいかがお過ごしですか？

昨日、去年竣工した現場の不具合、連休中に改修する工事が心配で顔を出す。

前向きな仕事ではないが、

こういう時、しっかりやってくれる工務店こそ本当にいい工務店だと思う。

しっかり認識したい。

作業は予定通り進んでいるとのこと、

口だけしか動かさない設計はこういう時はみんなの作業の邪魔なので、現場を離れる。

問題がいっぱいあったらすぐ帰ろうと思ったけど、少しだけ足を伸ばして散歩することにした。

最初は青梅に行こうと思ったが、すぐに接続する電車が発車するというので反射的に乗ってしまう。

で、ついた。。。駅舎ここから、また奥に行くバスの待合所やっぱりチェックは飲み屋の路地抜けると八百屋かあ、、、建築にまだ夢がある時代のいいボリュームのガソリンスタンド。MNB先輩の言う通り、河原でキャンプしている若者。色々理由はあるけどこの山まで鉄道を引いた意味の一つに石灰石の採掘がある。

そもそも青梅街道も江戸の町建設で必要な石灰の輸送の道である。

そう言うことであれば、山の中に工場も風景だ。電車の中でも気になってたのだけど、こういう中くらいの石を積み上げた擁壁の風景が多い。

材料は河原に行けば、いっぱいあるからね。なんかいい感じそうな道を見つける。いい道には、いい花が咲いている。雰囲気は確実に由緒正しそうな旧道だ。スズキの大好物！

これは、どうしたものかと考えてしまった。

ウワモノの方が確実に古い。ここまでの基礎ならウワモノも建て直すだろうけどそうしなかったんだな、道にガードマンのような人がいて、つい”ここは旧道ですか？”と聞いたら”そうだ”とのこと。

それがこの先、”あそこで曲がって、、、、”と教えてくれた。

確かに橋の欄干のようなコンクリートの造形と言ってるうちに山の中に入って行く、さすが山の街道だ。若者が河原で、石を投げる行為は、正しい行為だ。

ただ、女性の方が積極的に大きい石を投げているのを見て時代を感じてしまった。吊り橋さすが東京、奥多摩、カヌーなんざー漕いでる人がいる。馬頭観音の石

こういうのがあるのが、観光で作った道じゃなく元々しっかり使ってた街道だったことがわかる。少しの時間だったけど、行ってよかった。

今度はもっと奥に行きたいなと、、そこにはダムがあるし！