35年後に初めて本物に出会う

20251011

東京都千代田区霞ヶ関1-1-1採集

先週　法務省旧本館を見学してきました。

この日は　法の日フェスタin赤れんが2025 ということで土曜日に見れるとのこと

平日は気の引ける自分もチャンス見て参りました。

いつ見てもなかなかの存在感

中に入れる！！

この建物は1895年（明治28年）司法省庁舎として竣工

設計はドイツ人のエンデとベックマンなので、外壁仕上がり（仕上がり、、、ここは後ほど）はドイツ積み

なかなかコーナも七五でキレイにおさまってます中通路のヴォールト天井もれんが中庭に出ると、この角度からもいい丸いところはなんだろうと思いながら中に入るなるほど、概略の平面プランなかなかの階段室　美しい廊下さて、今回一番驚いたのは、中の展示室壁の一部が構造躯体のレンガを表してる部分があった組積造としてのれんが造は、ちゃんとしたものは構造れんがと化粧れんがで

レンガの質も違うのがちゃんとしたものかなとスズキは考えています

先ほど、外観のドイツ積みのレンガは化粧れんがで、

構造躯体部分は。。。。と。。。。。！！！！

オランダ積みである！！！

注　あくまで、これはスズキがこれがオランダ積みであるという自身の定義での解釈で、これには色々な解釈ありそちらの考えに異議を唱えるものではないことをご了承ください。

自分、街中の塀とかではたまに間違ったのかなと思う感じのオランダ積みのものは見たことはあるが。

本当の建築で、オランダ積みを見たことはない。

法務省旧本館はドイツ積み認識してただけだったので、内部躯体がオランダ積みとは思ってなかった。

確かに、ドイツ積みだけではうまく互い違いに積めないので中は他の積み方になるのはよく考えると合理的だ

日本では組積造としてのれんが造は関東大震災でほぼ終焉を迎えるが

それまでの今残ってるものは、ほとんどがイギリス積みで、稀に海軍関係などでフランス積みがあるくらいとスズキは認識してたので大変驚いた。

特にこのような官庁建築での構造、、、

驚いて、嬉しくなった！！！

自分は若かりしころ35年前、ある計画でオランダ積みのレンガの割り付け図書いてたので、感無量である！！！

（あの時は、手書きだったので、めんどくさくてめんどくさくて、、嫌だったけど、、（苦笑））

明治政府は、この様式で霞ヶ関官庁群をつくろうとしてたが（できなかったが）できてたらすごい風景だっただろうな！！

いい建物残してくれてありがとう！！

なお、参考に鈴木が認識しているれんが積みは下記のような積み方です。注　先程と同じく、あくまで鈴木の解釈です