一つの戦後がおわる

20080416
千代田区丸の内採集
ついに目に見える形で始まったTOKYO駅復元工事。

空襲で戦災を受けて以来，基本的には応急処置で今日まで来てしまったいえるのだ。

本来の姿に戻るのは実に楽しみでもあるし，また一つの戦後もやっと終わる。

バブルの後期，これを壊して再開発しようと言う話しがあった。
当時，レンガ屋にいた自分は，先輩や，関係諸氏と大いに反対であったし、おかげでいろいろ勉強させてもらった。
当ブログでもレンガの講釈たれてしまうのもその頃のおかげである。

結果，壊すようなこともなく、今回の復元工事になったと言う事は実にうれしい。
みんなの景観っていうものの意識が当時より数段上がったんだなあという事がうれしい

だけど、自分もそうだけど、本来の姿って，写真でしか当然見た事がない。
今の姿に妙になれっこになってって、戻すべきドームなどは、違和感感じた物だが，実際復元したときにどう感じるかは楽しみにしたい。

以前も取り上げてもいるけど，東京駅は見る所はいっぱいある。
ホームの鋳鉄の柱は有名だけど，その上のトラスの下弦材がちゃんと鉄だったり
紋章もいいけど、よく見ると垂木にも美しく飾りがある。
いくらでも木造のトラスのホームはあるけどさすがにここまで気を使ってるのは東京駅だからこそだと思う。

とはいえ、スズキがそう言うお上品な記事をかいてもしょうがないしそう言うのはプロに任せるとして，ちょっと近所脱線
高架下にある雀荘。。いい名前だなあ

随分さみしくなった。東京駅〜有楽町までの新幹線と在来線の間の通り。
ミルクワンタン，，まだやってるね。

なくなるまえに是非